恨みはあるか
恨みはあるか。真剣に問うた方が良いと思った。
まず、この家に生まれたという避けがたい宿命に。
そして、その教育機関に入れさせられたあらゆる種類の圧力に。
そして、私を決定的に苦しめた組織的暴力と組織的腐敗に。
恨みは、残念ながらあるようだ。それがよくないとわかっていても、簡単には消えないもの。けれど、それは何に対しての恨みなのか、うまく説明することはできないようだ。だから、解決方法も見えないや。
なんていうか、ルサンチマンに生きているんだろうけれども、何に対してのルサンチマンなのかとても曖昧。晴れない。
同じように組織を恨む人なんて、いくらでも見てきた。共感もしたし、手を差し伸べたりもした。けれど、どこか自分とは違ってるなって思ってきた。自分はもっと高みへ行きたいのにって、ジタバタしてきた。
自分の人生を否定したくないんだろう。青春のすべてをかけて得ようとしたものが、絵空事だと分かったとして、簡単に過去から離れることってできないんだよなぁ。
今だって組織に引っ張られてたりするし、友達だってほとんど内側の人たちだし。会話にはなんつーかタブーがつきまとってて、もはや話がすすまねぇ。今思ってることがほとんど組織的にタブーだからなぁ。
なんかこう、もやもやするのだ。困ったもんだな。
とりあえず、飯でもくうか。