taketsanの観心日記

海外でお仕事中。

永遠のゼロ、読了。

特攻、志願、戦争、愛、官僚機構、物語、親子、日本、アメリカ…などなど、多くのテーマを描きながらとてもきれいにまとめてありました。

平成も末期に進み、平和の兆しは一向に見えません。これが売れるということは、新たな終戦観というか、戦争に対するとらえ方が台頭してきているということでしょうか。民衆が、戦禍の匂いを敏感に感じ取っているのでしょう。

宮部の生き方は胸に迫るものがあります。無数の死を目の当たりにし、自分の責任で死んでいった部下を抱えながら、彼の価値観は8月10日、大きく変わってしまいました。

死には大きな意味があります。それは、生に意味があることを証明しています。

 

後輩は帰りました。

明日から通常体制での勤務であり、拘束時間も長くなります。

頑張らねば。生きねば。